【ご報告】3年間の組織間リリース(ISR)研鑽を終えて|押す揉むでなく、癒着を「剥がす」技術で、身体の可動域とパフォーマンスは変わる
- バレエ整体Tommy.NABO院長 冨山尚見

- 3 日前
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先日、3年間にわたる「組織間リリース(ISR)」の学びを一旦区切りいたしました。
この3年間、毎月1~2回、6時間という濃密な時間を使い、ひたすら組織を触り、精密にリリースし続けるという練習を重ねてきました。
■ 徒手技術の「パラダイムシフト」:組織間リリース(ISR)とは
今回私が習得した「組織間リリース(ISR)」は、理学療法士の蒲田和芳先生が開発された、非常に繊細で画期的な手技です。
一般的な整体やマッサージは、筋肉を強く揉んだり、無理に伸ばしたりすることが多いですが、組織間リリースは全く異なります。
私たちの体の中で、筋肉や神経、血管などはそれぞれ薄い膜(ファシア組織)で包まれており、これらは本来スムーズに滑り合っています。
しかし、痛みや長年の使い方の癖、あるいは手術痕などがあると、この膜同士が癒着(くっついてしまうこと)を起こし、動きを制限してしまいます。
組織間リリースは、この癒着をわずかな力で正確に「剥がす」技術です。
• 痛みがない: 強く揉まないので、施術中の痛みが生じにくく、組織を損傷しないため、翌日の揉み返しの症状も出ないことが多いです。
• 即効性と持続性: 動きの制限を根本から取り除くため、施術直後から「体が軽く、動かしやすい!」と実感される方が多いのが特徴です。
• 安全で正確: 解剖学に基づき、ミリ単位の深さで組織を操作するため、非常に安全です。
今回の学びを通じ、私の中で徒手技術の考え方に大きなパラダイムシフト(認識の転換)が起きました。これまで以上に、エビデンス(科学的根拠)に基づいた深い解剖学の知識と、この精密な徒手感覚を磨き上げることができました。
■ 産後・ウィメンズヘルスへのアプローチ拡大
特に大きな進歩は、筋骨格系だけでなく、子宮、膀胱、尿道といったウィメンズヘルス分野へのアプローチが可能になったことです。
帝王切開や会陰切開などによる組織の癒着は、実は「腹筋に力が入らない」「尿漏れ」「骨盤底筋の協調性の欠如」といった、産後特有のトラブルの大きな原因となります。
こうした組織レベルのトラブルに対し、より緻密で直接的なケアを提供できるようになりました。
■ 今後のTommy.NABOのケア
この3年間で培った技術と自信を、今後は当院の施術にすべて還元していきます。
特に、産後のダンス復帰を目指す方や、原因不明の身体の不調に悩むダンサーの皆様にとって、より確実で質の高いサポートができると確信しています。
惜しみなく技術と知識を提供してくださった組織間リース創始者の蒲田先生、切磋琢磨した仲間の皆様、そして学びの時間を支えてくれた家族に深く感謝いたします。
【記念の一枚】

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