そのストレッチは「安全」?
普段何気なくやっているストレッチ。
【筋肉】をのばしていますか?
【靭帯】に対するストレッチには
危険性もあります。
普段のストレッチを振り変えるきっかけになれば幸いです。
新体操・バレエの方が普段
何気なく行っている『ストレッチ』では、
よく、2つが混在されています。
●筋肉を伸ばしているもの
●靱帯を伸ばしているもの
今回は、その特徴やリスクを学びましょう!
【靭帯とは?】
関節を守るストッパー
関節が生理的な範囲(限界)を越えて
望ましくない方向へ動くのを
防いでくれています。
靭帯は、筋肉のように
伸び縮みする線維ではありません。
そのため、限界を超えれば
伸びるというよりは
「切れる(損傷)」します。
「どのくらいの力が加わるか?」で
「どの程度切れるか?」が変わります。
※微小損傷・部分断裂・完全断裂に分類
※靭帯のストレッチ=関節技(柔道など)
【新体操&バレエで気をつけたい「ストレッチ」】
普段の何気ないストレッチで
靭帯を痛めているケースがあります。
関節が本来動かない方向へ
繰り返しストレスを加え続けると
関節はだんだん緩くなってしまいます。
(本来動かない方向へ動きだす→関節寿命が短くなる)
わかりやすくイメージすると・・・
100本の靭帯の線維あるとすると
5本…10本…と切れていく感じです。
切れて緩くなったぶん、関節可動性がでます。
切れた靱帯は元に戻ることはありません。
生理的な最終可動域の限界を越えてのストレッチは
関節の本来の必要な機能を失わせて、
可動域を手に入れている状態です。
【靭帯伸ばすストレッチはどれ?】
[例]
生理的な最終可動域の限界を越えて…
膝いれる(反張膝をつくる)
甲歩き・甲だし(ギューギュー押す)
など
靱帯を伸ばして作る可動域には
リスクが必ずあります。
実際に痛みを訴えるようになり、
来院されるケースもあります。
関節を壊すリスクと得られるメリットを
よく考えた上で選択してほしいです。
私は、バレエ・新体操を習っている方全員に
必要とは全く考えておりません。
【柔らかければ踊れるのでしょうか?】
《甲・つま先編》
柔軟性がある ≠ 踊りで伸びるつま先
イコールではありません!
全編は6/11ライブ録画へ
足の悩みはワークショップへ
「甲だししてるけど、つま先が伸びないなぁ…」
とお悩みの方、要チェックです!