反張膝のコントロールについて、
スタジオや生徒さんから
よくご相談をいた抱きます。
今回は、記事にしてご紹介いたします。
踊りの習得に関わるだけでなく、
ケガの予防にも大切ですので、長文ですがお読みいただけますと幸いです。
★「押し込む 」ってなに?★
「膝を伸ばすこと」と「押し込むこと」
似ているようで、全く感覚は違います。
特に、反張膝(反ってしまう膝)の方は、関節可動域が広く、
コントロールしなければいけない範囲が広いため、
膝を傷めずに使うためにも、
『このコントロールの違いを知ること』や
伸ばした状態で踊るために『必要な筋力を鍛えること』は
大切なことと考えています。
コントロールがうまくできてない方を担当していて
以下のような、2つの特徴を感じます。
❶膝を押し込んで伸ばす
(長座で、ひざ下に入れたペンを押しつぶしているような状態)
❷膝にもたれ、力を抜いてしまう
(押し込んでいないときは、伸ばしきったところで力を抜き、休憩状態)
一見すると、膝が伸びているような状態ですが、
うまく膝のサポートをしてくれる筋肉を使えていないため
踊りの中で、膝(や軸)の不安定感があったり、
すでに、膝の痛みや違和感を感じているケースもあります。
★踊っていなくても、押し込んでいる★
日常生活のから、❶❷のコントロールが癖になってしまっていることが多いです。
例えば、立ち姿勢で膝にもたれたり、
階段で膝を伸ばす時に押し込んでしまったりするような
コントロールをされていることがあります。
運動パターンを直すことは大変なことです。
正しくないペンの持ち方をずっとしている方が、
正しい持ち方に変えるのは練習が必要です。
練習して意識している時はできても
早く書こうとすると、つい正しくない持ち方が出てきてしまったりします。
身体はどこも同じで、
膝のコントロールも踊りの中、練習のときだけ気を付けるのではなく、
日常生活から、この癖に気づき直すことを意識していく必要があります。
こうすると、日常生活が新体操やバレエの向上のための
トレーニングのようですね。
この姿勢は、膝の筋肉を使うことなく、
静的安定化機構である
靭帯や関節包などのテンションによって支えられている状態※です。
※靭帯や関節包は筋肉のように伸びません。
可動域が限界になるとパンっと張って、
それ以上動かないように関節をサポートしています。
→静的安定化機構
※筋肉は、すべての関節可動域の中で、伸び縮み
(収縮)をしながら、関節をサポートしてくれます。
→動的安定化機構
筋肉を使っているときはエネルギーを使いますが、
靭帯や関節包のテンションに頼っている(もたれている)状態とは、
ATP(エネルギー)を多く使いません。
「休憩状態」です。
バレエで必要になる筋肉や
膝を守るための筋肉も
使われておりません。
(筋肉の付き方にも影響するため、脚のラインにも関わってきます)
また、長期間こういった使い方を続けていると
少しずつ靭帯や関節包が緩んでしまい、
反張膝は悪化していきます。
「わぁ!やったー!反り返る膝になるのね!」
と新体操やバレエをされている方は
喜んでしまうかもしれませんが、
本来あるべきストッパーが緩んでしまう
と言う事ですので、
・より痛めやすく
・よりコントロールが難しくなり
・より多くの筋肉のサポートが必要な状態に
なってしまうと言うことです。
(本来、ストッパーは必要なので存在しています)
★「押し込む 」ってなに?★
「膝を伸ばすこと」と「押し込むこと」
似ているようで、全く感覚は違います。
特に、反張膝(反ってしまう膝)の方は、関節可動域が広く、
コントロールしなければいけない範囲が広いため、
膝を傷めずに使うためにも、
『このコントロールの違いを知ること』や
伸ばした状態で踊るために『必要な筋力を鍛えること』は
大切なことと考えています。
コントロールがうまくできてない方を担当していて感じる
2つの特徴は、
▼膝を押し込んでいる
(長座で、ひざ下に入れたペンを押しつぶしているような状態)
▼膝関節にもたれている
(寄り掛かって休憩してるような状態)
のコントロールをされている方が多い印象です。
一見すると、膝が伸びているような状態ですが、
うまく膝のサポートをしてくれる筋肉を使えていないため
踊りの中で、膝(や軸)の不安定感があったり、
すでに、膝の痛みや違和感を感じているケースもあります。
日常生活の中などの立ち姿勢でも、
お膝を後ろへおくり、もたれたような姿勢をしばしば見かけます。
この姿勢は、膝の筋肉を使うことなく、
静的安定化機構である
靭帯や関節包などのテンションに支えられている状態※です。
※靭帯や関節包は筋肉のように伸びません。
可動域が限界になるとパンっと張って、
それ以上動かないように関節をサポートしています。
→静的安定化機構
※筋肉は、すべての関節可動域の中で、伸び縮み
(収縮)をしながら、関節をサポートしてくれます。
→動的安定化機構
筋肉を使っているときはエネルギーを使いますが、
靭帯や関節包のテンションに頼っている(もたれている)状態とは、
ATP(エネルギー)を多く使いません。
「休憩状態」です。
バレエで必要になる筋肉や
膝を守るための筋肉も
使われておりません。
(筋肉の付き方にも影響するため、脚のラインにも関わってきます)
また、長期間こういった使い方を続けていると
少しずつ靭帯や関節包が緩んでしまい、
反張膝は悪化していきます。
「わぁ!やったー!反り返る膝になるのね!」
と新体操やバレエをされている方は
喜んでしまうかもしれませんが、
本来あるべきストッパーが緩んでしまう
と言う事ですので、
・より痛めやすく
・よりコントロールが難しくなり
・より多くの筋肉のサポートが必要な状態に
なってしまうと言うことです。
(本来、ストッパーは必要なので存在しています)