ポワントに関するご相談も多く寄せられていますので、シェアします。
以下、
国際ダンス医科学会で推奨されている内容から
一部抜粋です。
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トウシューズを履き始める時期はいつでしょう?
トウシューズの練習を始めるためのガイドライン
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❶決して12歳以下ではないこと。
❷もし解剖学的に適切な水準に達していないのなら(例えば、足首と足関節の底屈可動域 が不十分であったり、下半身の骨格配列が悪かったりすること)決してトウシューズを履かせないこと。
❸もし本気でプロを目指しているというわけでないのなら、トウシューズを履くことを思 いとどまらせること。
❹もし胴体と骨盤(体幹の筋肉)や脚が弱いなら、トウシューズの練習開始を遅らせること(そして筋力強化プログラムを行うことを考える)。
❺足と足首が過度の関節可動域をもっているなら、トウシューズの練習開始を遅らせるこ と(そして筋力強化プログラムを行うことを考える)。
❻もしバレエのレッスンが週 1 回なら、トウシューズを履くことを思いとどまらせること。
❼もしバレエのレッスンが週 2 回で、上記の条件に当てはまらないなら、バレエを始めて 4 年目にトウシューズの練習を始めること。
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トゥシューズを履いてコントロールして踊るためには、
十分な関節可動域・関節コントロール・関節安定性・筋力、
それらフィジカルの土台の上に、
バレエの正しいスキル・テクニックを十分に身につえておく必要があります。
「早くから履いたから上達する!」ものでも、
「誰でも必ず履けるもの」はありません。
*しっかりとした基礎ができてから…
そうでないと、変な動きの癖や代償動作を作ってしまったり、
怪我のリスクを高めてしまうこともあります。
*人によっては、身体の構造上の問題で、ポワントを履くための可動域を得ることが難しいケースもあります。
ご紹介したのは、国際ダンス医科学会(世界で一番大きなバレエの研究発表などをしている団体)が、提唱する基準ですが、日本の現場では様々な判断で履かせているように思います。
無理なく、怪我なくバレエを楽しむためにも是非ご参考にして頂ければと思います。
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